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隣で笑うあなたへ [ハイキュー!!]

第8章 8章





私の願いもむなしく、
徹先輩はまだ目を覚まさない


実際はまだ四時間くらいしか眠ってないのに
もう一生起きないんじゃないかって
不安になる


さっきわたしを夜ご飯だと言って呼びに来た
一静先輩に、ご飯いらないと伝えて


いまは9時の10分前



松「奈々ちゃん、入るよ?」


そして一静先輩が入ってくる


松「及川の看病に一生懸命なのはいいけど
奈々ちゃんまで倒れられたら俺ら困るし

食堂の人に言っておにぎり作ってもらったからか
これ食べなよ」


『一静先輩、ありがとう』

なんか一静先輩が優しすぎて
わたし今感動してる


松「それとさ、聞きたいことあったんだけど
奈々ちゃん今日友達と会うんじゃなかった?」



………………




『あーーー!!!!!』


完全に忘れてた


『ごめん、ちょっと徹先輩おねがい!!』


そして部屋を飛び出すわたし
合宿場の人のいなさそうなところに行って
電話をかける


――ピピピっ――


黒「はーい、どうしたの奈々ちゃん?」


『ごめん今日行けない!!』


黒「え、なんかあったの?」


『なんか先輩が熱で倒れちゃって
わたしマネージャーだし看病しなきゃいけなくて』


黒「でもそれ、ほかの人に頼べばいいことじゃない?
ほかにも部員とかいるんでしょ?」


『そうなんだけど
わたしが今徹先輩の側にいたいっていうか
心配だから目覚ますまで看病したいんだ!』


黒「……そっか
じゃあまた今度機会があれば会おーぜ

研磨には俺から言っとくから」


『ありがとう!!
今度あった時は何でもするから!!
ご飯とか奢るし!』


黒「なんでも、ねぇ……

じゃあさ奈々ちゃん
ご飯はいいからさ








夏休み帰省してる間音駒のマネやってよ」






『ふぇ?』
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