第8章 8章
徹先輩が倒れた
やっぱりわたしがちゃんと止めておけば
とか後悔はあるけど
今は後悔する時じゃないよね
そう思って徹先輩に駆け寄る
溝「お前ら及川のこと運ぶからちょっとどけろ」
そして溝口さんが徹先輩をタンカにのせる
『わたしが片方持つよ!!』
岩「落ち着け、お前及川のこと持てねーだろ!?
俺もつから!!」
『大丈夫わたし力だけはあるから!
溝口さん、せーので持とうね!
いくよ、せーーーのっ!!』
徹先輩はまぁそりゃあ重かったんだろうけど
徹先輩が心配で重いとか考える暇もなかった
溝口さんと徹先輩を部屋に運び
布団をひいて寝かせた
溝「おれあんまり看病とかわかんねーんだけど」
『大丈夫わたしがやるよ!!
たぶん徹先輩は熱のせいで倒れたと思うから
熱が下がれば目を覚ますと思う!』
溝「あ〜よかったわ〜」
溝口さんも心配してたのか
わたしの、言葉を聞いてその場に座り込んだ
そしてそれからタオルを濡らしてきてくれたり
手伝ってくれたけど
『たぶんみんなも心配してるから
戻って大丈夫ってこと伝えてあげて!』
溝「あーそうだな!
お前は及川の看病してやってくれ!」
『うん、まかせて!!』
溝口さんは部屋を出てく
ひとりになって少しうなされてる徹先輩を見ると
申し訳ない気持ちが溢れてくる
あの時無理矢理でもとめてたらって
何度もこうかいした
けど
あの時に戻れることもないから
ただただ早く目を覚ますことを祈ることしかできなかった