第3章 3章
国見side
そういわれて俺は答えに困った
どういっていいのかわからない
別に仲良くしたくないなんてことはないのにうまく言葉が出てこない
仲良くしたいって言うのも照れくさい
なんて答えていいかわからず戸惑っていると
『無理しなくて大丈夫だよ』
そう言われて俺は気付いた
神咲はまだ一度も笑ってないんだ
まぁ俺も笑ってないけど
笑ってなくても全然普通に可愛いと思う
でも笑っている顔が見たいと思っている自分の気持ちに驚きながらも
「奈々、よろしく」
口から勝手に出ててさらに驚いた
山下も健人も驚いていた
でも一番驚いていたのは神咲、いや奈々だったから
驚いた顔じゃなくて笑った顔見せてよ
そう思いながら
「じゃあ寝るからおやすみ」
そういってふせた