第8章 8章
黒尾side
奈々ちゃんにお礼として
練習試合のある高校まで送ってもらえるようになったのは良かった
…けど
研磨がいるの忘れてたわ
研磨は人一倍人見知りっていうか
そんなすぐ仲良くなるタイプじゃないしなぁー
どうすっかなぁー
案の定研磨をみつけて
3人でスポーツ用品店に向かう間も
俺達の間には気まずい雰囲気が流れた
そして奈々ちゃんが買い物に行った
孤「ねぇクロ、あの子誰なの?」
黒「俺を研磨のとこまで案内してくれた子」
孤「へー」
黒「それでさ、凄い良い子だから研磨も話してみろって!」
孤「いや、おれはいいよ」
黒「せめて、自己紹介くらいしろって!」
孤「…わかった」
よかった、研磨も奈々ちゃんが
良い人ってのわかってくれたぽいし
まぁ、研磨がちゃんと話せるかが問題だけど
研磨はまたゲームをやり始めたけど
これもいつものことだしな
ていうか結構奈々ちゃんと仲良くなれたし
7月くらいにあるであろうことを思い浮かべ
俺は笑った