第7章 7章
そして本当にお店を出ようとした時
松「奈々ちゃん、
それって逃げてるだけじゃない?
ホントは好きな人いるんじゃないの?」
逃げてる…?わたしが?
だって誰が好きかなんてわからない
京治のことだって全然わかんないし
青城のみんなはうざいけど優しいし
烏野のみんなも心から優しいし
わかるわけないじゃん
一静先輩の言葉を無視して店を出た
『蛍、ほんとごめんね』
月「別に気にしてないヨ」
そんなわけないのに本当にごめん
『水族館やめとく…?』
もしかしたらもう帰りたいかも知らないし
月「何いってんの?
せっかく奈々が決めてくれた所に
行かないわけないデショ」
蛍のこうゆう優しいところに
ほんとに救われる
『ありがと』
烏野のみんな蛍が性格悪いって言ってたけど
たまにいいとこあるんだから
教えてあげたいな
『ねぇ、蛍
翔陽とか飛雄に優しくしてあげたら?』
月「ハァ?なんで僕が
絶対イヤなんだけど」
こんど
蛍がみんなと馴染めるようになろう会
でも開こうかな
なーんて思ってたら
水族館についた