第7章 7章
月島side
そして、奈々が用意をしに行ってから
20分程たったとき
『けーい!ごめんね!!』
隣の部屋から奈々がでてきた
月「…かわいい」
『え、ごめんなんか言った?聞こえない』
思わず口から、かわいいって
言葉が出てしまっていた
でも、小さい声でよかった
奈々には聞こえてなかったみたい
でもきっとこの姿見て
可愛いと思わない人はいないと思う
ワンピースにカーディガンに
髪はいつもどおりに巻いてるけど
なんかいつもより可愛いし
なんて言うんだろ
僕のためにやってくれた
っていうだけで、何億倍も可愛く見える
月「何でもないから早く行こう」
『そうだねーお腹減った!』
月「それはキミが用意するの遅いからデショ」
『蛍が早すぎるんでしょ!』
なんか奈々といると
毎回ケンカ見たくなってしまう
だからきっと奈々は
僕が奈々を好きだなんて
気づいてないと思う
別に気づいて欲しいとは思わないけど
いつかは伝えなきゃね…
『蛍、今日まずショートケーキ食べに行こ!』
それに今日のデートのことを
1から10まで決めてくれたみたいだし
僕のためにそんなに頑張ってくれたりすると
ちょっと期待するからやめて欲しい、ホント