第7章 7章
月島side
今日は奈々とのデート
早く用意が終わってしまい
10分前に奈々の家に着いてしまった
別に楽しみだったから早いとかじゃないから
でもというか、予想通りというか
奈々はまだ用意が終わってなかったみたいで
髪も濡れててすごい無防備な格好で
僕を家に招き入れてきた
僕も一応男なんですケド
こんな簡単に家に上げるなんて
どうかしてる
僕じゃなかったら完全に危なかったと思う
そんな葛藤してるうちに
リビングに案内されて
外から見ても立派なマンションだったけど
中もすごく広かった
しかも結構片付いていた
『20分待ってて!』
そう言われてテレビを見てたら
テレビの横にあった写真立てに気づいた
男の人二人と奈々…?
誰だろうモヤモヤする
僕が知らない奈々がいて当然なのに
すべて知りたいと思ってる自分がいた