第7章 7章
せっかく早く来てくれたのに
待たせてしまって申し訳ないと思いつつも
『蛍が早すぎるんでしょ!』
とかしか言えない自分が嫌だ
でも蛍はあんまり怒ってないみたいでよかった〜
『汚い部屋に入ってもらっちゃってごめんね!』
月「確かに汚かったケド
思ってたより綺麗だった」
それは、褒められてるのか貶されてるのか
よくわかんないなぁ
『とりあえず行こっか』
そして、二人でわたしの家を出る
『蛍がわたしの家に遊びに来た第一号だよ!
まぁ遊ぶってほど何もしてないけど』
月「え、僕が初めてなの?」
『うん、今度翔陽とか飛雄とか誘って
うちに遊びにおいでよ!』
月「ぜったいヤダけど」
そうはいいつつも
なぜか蛍の機嫌がいい、なんでかな?
あんなに待たせたのに…
実は待つのが好きなタイプとか?
…そんな人いないよね
月「いま、よく分かんないこと
考えてたデショ」
『やっぱり、わたしって顔に出てる?』
月「うん、ガッツリ」
まさか蛍にまで言われるとは思わなかった
そんな感じで楽しく会話をしながら歩いてると
目的のカフェに着いて二人で入った
のに………
花「え、奈々?」
なんであなた達、男6人でカフェに
いるんですか?