第7章 7章
岩泉side
花巻と松川と別れて3人になった
及「ねぇ、奈々ちゃん
岩ちゃんと俺どっちかっこいいと思う〜?」
クソ及川がクソな質問しやがる
そんなの女子の99%及川って答えんだろうが
『はじめ先輩に決まってるじゃん』
岩「え、俺?」
及「え、俺じゃないの?」
不覚にも及川とはもったけど
そんなの今はどうでもいい
『とうぜん!』
及「って、なんで選ばれた当人が
すごいびっくりしてんの!?」
そりゃびっくりすんだろ
及川と比べられて
かっこいいって言われたら
でも、なんでなんだ?
及「もー、岩ちゃんが自分じゃ聞けないから
及川さんが代わりにきくけど、なんで?」
こういう時だけ及川と幼馴染みでよかった
『んーひと言でいうとあこがれだから!
徹先輩を黙らせられて、徹先輩を手懐けてるの
はじめ先輩だけじゃん!
ほんと、初めてあった日から憧れ〜』
あこがれか…
そりゃ好きとかいう気持ちで
見られてないのは知ってたけど
及「岩ちゃんそんな凹まないの!」
岩「うるせぇ、クソ川!」
いつもより強めに殴ってやった
及「いたっ!」
そして静かになる及川
『そうそう、そういうところほんとかっこいい!』
まぁ別にそう言われて悪い気はしねーけど
憧れ、とかじゃなくて
今度は純粋に好きでかっこいいって
言ってもらいたい