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隣で笑うあなたへ [ハイキュー!!]

第7章 7章




月島side

奈々に手を引っ張られて
人気のないところに今いる

「いきなりなんなの?」
とか言ったけど正直嬉しかった


『ねぇ、蛍!
今度埋め合わせしてって言ってたじゃん!』


月「うん、いまさらキャンセルとムリだけど」


『キャンセルじゃなくて
わたしが目いっぱいおもてなししていい?』


月「は?」


『だからわたしが蛍を精一杯楽しませるね!
ってことで、今週の土日午前で終わる日ある?』


月「たしか土曜日は午前練習だったハズ

…でもなんで?」




『おっけーい!じゃあ土曜日ね!
詳しいことは連絡する!


や、だってさ
こないだはわたしが悪かったんだから
次はわたしが蛍をおもてなししてあげたい
って思ったんだよね
だからかな〜』


まぁやっぱりそんなもんだよね


『あ、そうそう!
好きな食べ物なに?』


月「………」


ショートケーキなんて恥ずかしくて言えないケド
奈々は俺の顔を見ながら
答えない俺を不思議そうに見てる


その顔が可愛くて
つい答えてしまった


月「ショートケーキ」


奈々が大きな目を更に大きくし
驚いた顔をしてた


月「いま絶対変なこと思ったデショ」


『いや、別に蛍が可愛いとかおもってないよ!』


月「ちょっと、それ思ってるジャン」


『思ってないって!
もう蛍のバスの時間だし戻ろっか』


バスの時間…忘れてた
このままもっと一緒にいたいと思っていた






そうだ、聞いてみたいことがあったんだ


月「ねぇ、」

『ん?なに??』



――僕のことどう思ってる?――



月「…やっぱなんでもない」


『意味わかんないよ!気になる!』


月「いや、相変わらず小さいなって」


『蛍が大きすぎるの!!』



やっぱり、聞けなかった

もし仮に聞いてしまったら奈々とは
今まで通りにはいられないから


それになんで僕は
こんなこと聞きたかったんだろイミワカンナイ


『ねー、蛍
土曜日楽しみだね!』


…イミワカンナイわけない

それほど僕は奈々のことが好きなんデショ

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