第7章 7章
そのあと翔陽が囮になったりするおかげで
1セット目のように思うとおりに
ウチは点数を取れなかった
…相変わらず翔陽はのレシーブミスは
多かったけどね笑
そして監督はタイムアウトをとった
14対16
二点差で負けてた
矢「おい金田一〜
ハナシ違うじゃねーか あの影山」
金「お…俺だってあんなの初めて見て…
影山のあのムチャブリトスに合わせられるスカイパーが居るなんて――」
監「それは違うな
影山がスパイカーに合わせてるんだ
とくにあの小柄の5番には完璧に
打たせていると言った方が合ってるかもな」
さすが監督!
金「あの影山が点数を
他人に合わせてる…!?」
でもわたし的にすごいのは
飛雄だけじゃないと思う
翔陽も充分すごい
監「そうさせる程の能力が
あの5番にあるってことなんだろうな」
勇太郎は納得がいかない顔をしてた
監「あの5番の何が凄いかって
100%影山のトスを信じて飛んでるってことだよ
ボール見ないってことは凄いよな
普通は空振る恐怖心があるだろ
そこをあのコは100%信じて飛んでいる
…ボールはここに上がってくる。と」
ほんとに他人を100%信じるなんてすごい
わたしには到底できないよ
それから監督はみんなにアドバイスを出し
タイムアウトがあけた
しかしその後も烏野の勢いは衰えることなく
2セット目は烏野がとった
監督は
烏野のことを
ちぐはぐで危うくて面白いチームだ
って言ってた
ほんとにそう思う
ウチのチームは完成されてるチームって感じがする
けど烏野は
ウチとは正反対、見てて面白いチーム
そして3セット目が始まる
そんなとき
「アララっ
1セット取られちゃったんですか!」
それと同時に聞こえる
女の子の悲鳴
この人はうるさい登場しか
できないのかな