• テキストサイズ

【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+

第4章 試合(3対3)


横にいたのっぽ君が何か言っていたようだが、私には聞こえなかった。

うん。

聞こえなかったのだよ……。


「おはよう、忠君。蛍ちゃん、何か言った?」


聞こえなかったふりをすれば、蛍ちゃんがにっこりと笑う。


「何? 聞こえなかったの? 老化?」

「え? 廊下? 何言ってるの蛍ちゃん。それに、聞こえなかったのは私のせいじゃなくて、きっと蛍ちゃんの声が小さいんだよ! 体は大きいのに声は小さいんだね!」


老化発言にイラッと来たので、いつもより饒舌に尚且つ無邪気に笑いつつ言ってやると、蛍ちゃんの表情がひきつる。


ふんっ!

甘いわ!

身長では負けるが、言葉遊びでは負けん‼

中学の友に「良く舌が回るね……」と言われたのは、何も美しい女性を口説くときのみではないわ‼


私が蛍ちゃんに「ふふん」と笑ってやると、蛍ちゃんは小さく舌打ちをし、離れていった。

忠君は苦笑をすると、蛍ちゃんの後についていく。

私は蛍ちゃんが持っていたネットを持つとポールに近づく。

ポールの近くには日向君たちがいた。


「おはよう、日向君と影山君」

「お、おはよう」

「はよう……」


挨拶をすれば、2人ともぎこちないながらも返してくれた。

2人の挨拶にほんのり笑うと、私はポールに向き直る。

/ 52ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp