【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+
第4章 試合(3対3)
そんな日向君に澤村先輩も苦笑する。
「ははは! 大丈夫だよ! 攻撃力は田中の方が上だから! でも手は抜かないからな~~!」
「……」
澤村先輩のほんのりとしたほめ言葉に田中先輩は微妙な顔をして黙り込んでいた。
普段の田中先輩なら大はしゃぎなはずなのに、静かになっているところを見ると、私の考察はあまり間違いでもないのかもしれないな……。
攻撃力は……そう、澤村先輩は言った。
つまり、言い換えてみれば攻撃力しか田中先輩に負ける要素はないと……。
ふむ……。
これは、また日向君たちには少し厳しい戦いになるかもしれないな。
ほんのりと眉を寄せながらふと蛍ちゃんを見ると何やら笑っていらっしゃる。
「あー、オホンッ。小さいのと田中さん、どっち先に潰……抑えましょうかあ」
蛍ちゃんは言う。
それはもう、わかりやすく挑発していると言わんばかりの声の大きさで。
そんな蛍ちゃんの言葉に反応する田中先輩と日向君。