【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+
第4章 試合(3対3)
手に持っていたネットを張ろうと思ったのだが、どうにも私の身長では届きそうにない。
仕方がないので、近くにいる影山君たちにも手伝ってもらうことにした。
この仕事ができないとなると私は朝何もしていないことになるのだが……仕方があるまい……。
「ごめん。ネット張るの、手伝ってもらっても?」
「あ、うん」
「……」
近くにまだいた日向君と影山君の服の裾をつかみつつ問いかければ、頷いてくれた。
良かった、逃げるの防止で服の裾をつかんでいたのだが、どうやらそんな心配の必要はなかったようだ。
私は、日向君たちに手伝ってもらい何とかネットを張り終えた。
「ありがとう」
私は、2人にお礼を言うと清水先輩の元へ戻る。
他に何か仕事はあるか聞くと、特にないと言われたので、壁際に座っていることにした。
コートにはもう選手は集まっていて準備体操をしている。
途中、清水先輩に気が付いた日向君がそわそわしていたけれど、まあ、健康男児としては普通の反応であろう。
影山君は、昨日の蛍ちゃんの言葉が堪えているのか特に反応を示さなかった。
「よーし、じゃあ始めるぞ! 月島達の方にはおれが入るから――」
「ええっ キャプテンが⁉」
澤村先輩が声をかけると、日向君は澤村先輩が相手に入ると知らなかったようで、情けない顔で声を上げた。