【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+
第3章 試合前日
影山君はぎろっと私を睨みつけると、踵を返す。
影山「…………切り上げるぞ」
日向「⁉ ええっ⁉ おいっ」
悔しそうな顔をしつつ、歩いていく影山君に蛍ちゃんがニヤッとする。
なんだか嫌な予感がする。
せっかく帰れそうなんだから、要らんことはするなよ……。
月島「逃げんの? ‶王様‶も大した事ないね~~」
ポンポン手に持っていたボールを上に放り投げつつ、蛍ちゃんは愉しそうに笑う。
月島「明日の試合も王様相手に勝てちゃったりして――――」
影山君を見ながら笑う蛍ちゃんにため息をつきつつ、言葉をかけようとする。
と、ポンと投げたボールをいつの間に近づいてきていたのか、日向君が蛍ちゃんの上からとる。
⁉
開いた口がふさがらなかった。
なぜなら、蛍ちゃんと日向君の身長差は私ほどではないにしても、20㎝近くはありそうなのだ。
そんな日向君が蛍ちゃんの上からボールを取り上げるなんて……。
信じられない……‼
これほどのバネ……そうそうお目にかかれるものではないだろう。
げんに、蛍ちゃんも忠君も驚き唖然としている。
日向「『王様王様』ってうるせえ! おれも居る‼ 試合でその頭の上打ち抜いてやる‼」
日向君はボールを胸に抱きしめながら、蛍ちゃんに言う。