【ハイキュー‼︎】排球部に入部致す‼️(`-ωー)+
第3章 試合前日
誉「私はバレーのことは余り分からない。でも、一つ助言。がむしゃらにやること、いけないことではない。けれど、何事も限度大事。練習も休憩も……。身体壊す、元も子もない」
蛍ちゃんは眉間に皺を寄せながらそっぽを向く。
忠君は眉を下げて視線をそらす。
誉「試合で緊張する、分かる。試合負けたくない、分かる。でも相手はこれから仲間になる人たち。助けあって行く……必ず倒さなくてはならない訳ではない。いわば、力試しも同然。気負う必要はない」
気づけば、あたりはしんと静まり返っていたけれど、今は気にしないことにした。
別に余りにも自分の声が響いて、恥ずかしくなったとかそんなことはない……。
ないったらない!
蛍ちゃんたちは何も言わずただ、口をつぐみ下を向いていた。
誉「バレーは一人じゃなくて、みんなで協力してやるもの。だからこその明日の試合。思う心を忘れちゃだめ……」
蛍ちゃんは悔しそうな顔をしつつ頷く。
忠君はこちらを伺うようにじーっと見つめつつ頷く。
2人ともなんだか怒られたときの子供のようで微笑ましくなる。
私は2人の後ろへまわると、ぐしゃぐしゃっと2人の頭を撫でくりまわした。
いつもなら、嫌がるだろう蛍ちゃんは何も言わずただされるがまま。