第5章 問題児!?な一年生
「痛った!」
頭を擦りながら、何するの!とヤスくんに問いかけるとゲームをしていたヤスくんは私のほうを見た。
「オマエ飲み過ぎ!明日も学校じゃねーのかよ!
二日酔いのまま学校とか有り得ねぇだろ?それにアルコールの採りすぎで身体に異変とかあったらヤバイばだろうが!」
ヤスくんの罵声が飛んできた。
いや、心配してくれてるんだよね。
「ご、ごめん、今度から控えるから。……心配してくれてありがとね。」
「……わかればいいっての。」
そう言いながらチョップした私の頭をポンポンと撫でてくれた。
フフッ、やっぱり頭撫でられると何か照れるよね。
「ねっ、ねっ!ヤスくんもう一回頭撫でて!」
私がおねだりすると
ヤスくんは「い、や、だ!」と言ってまたゲームに集中しちゃった。
むぅー、嬉しかったのにー。
私は少しガッカリしながら明日の準備を始めた。
明日の準備も終え
暫くゲームを見ていたんだけど眠気が襲う。
けどヤスくんがテレビから離れない。
お布団広げたいんだけどなぁ…。
「ヤスくん、まだゲームするの?」
「おー、まだ遊ぶぞ。」
テレビ画面に集中しながらヤスくんは話す。
おぅ、まだ止めそうにないな。
「あの~私眠いんだけど。」
「はぁ?まだセーブしてねぇよ。なら俺のベッドで寝れば?」
…ヤスくんのベッド?
って事はヤスくんは私の布団で寝るのかな。
「わかった。ヤスくんのベッド借りるね。」
私はヤスくんのベッドに上がりスマホにアラームセットしイヤホンを付け準備万端で眠りについた。