第5章 問題児!?な一年生
【理緒side】
はぁ~久しぶりのビール美味しかったなぁ。
今度からパパさんの晩酌に付き合ってわけてもらおう♪
私は久しぶりのお酒に上機嫌だった。
お風呂から上がり部屋に入ると
ヤスくんはテレビゲームで遊んでいたため隣に座った。
「 酒飲むんだな。」
ゲームの画面から視線を外さずに話しかけるヤスくんに私はお酒大好きだよ!!と話した。
「へー、やっぱ外見だけ高校生なんだな。」
そんな言葉がヤスくんから返ってくる。
外見だけって言葉にちょっとショックだった。
まぁ本当に見た目だけだから、ごもっともなんだけどさ。
「ごめんね、見た目だけ高校生で。
やっぱり女性で酒好きとかありえないよね。」
「んー…別にいいんじゃね?ちゃんと大人の女だったんだなって思っただけだし。普段は子供っぽいくせに普通にビール飲んでて正直ビビっただろ。」
「…あーうん。ギャップありすぎちゃったね!ごめんね、驚かせちゃって。」
「おう、別に謝る事じゃねぇけど。
……んでビールはグラスで何杯飲んだんだ?」
「グラス3杯だよ!」
そう答えるとヤスくんが私の頭にチョップを喰らわせた。