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[ハイキュー!!]最高の仲間と…。

第5章 問題児!?な一年生


潔子さんと一緒に更衣室に着替えに行こうとしたらスガさんに声をかけられた。


「理緒ちゃん、電車通学なんでしょ?駅まで一緒に帰らない?」



「…………菅原、電車通学だっけ?」

私の隣にいた潔子さんがスガさんに疑問をなげかける。


「ち、違うけど。俺ん家駅からそんな離れてないだろ?」



「スガさんありがとうございます!
駅までの道のりは覚えたので一人で大丈夫です!」




「そうじゃなくて、もう遅いのに女の子一人じゃ危ないべ。じゃあお誘いじゃなくて
これは先輩命令。今日は俺に送られる事!」



「は、はい…。」

半ば強引にスガさんに送ってもらう事になりました。何か申し訳ない。
でも30手前の私を女の子扱いしてくれて
嬉しかった。



「ねぇ、私も一応女の子だけど?」



「えっ!?……じゃあ清水も一緒に帰るか?」



「うん、じゃあまた後で。」

潔子さんはそれだけ言って体育館を後にする。私もスガさんに頭を下げて後を追った。


更衣室にて。

「理緒ちゃんごめんね、菅原強引で。」



「あ、いえ。誘って頂けて嬉しかったのは事実ですが、何か申し訳なくて……。」



「ふふっ、遠慮しなくてもいいのに。
理緒ちゃんも素直に甘えれば菅原も喜ぶよ?」


流石に一回り位違う男の子に何でも甘えちゃうのはなぁ……。

私は潔子さんの言葉に苦笑いしか出来なかった。



「じゃあ理緒ちゃんまた明日ね。」



「えっ!?スガさんと3人で帰るんじゃ…。」

そのまま一人で帰ろうとした潔子さんを私は引き留めた。



「あーあれ冗談。菅原をちょっと困らせただけ、邪魔しちゃ悪いし。」

そう言って潔子さんは私に手を振り帰ってしまった。



潔子さんが邪魔なわけ無いのにな。

私はそんな事を思いながら体育館へ戻った。
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