第4章 初登校!
【理緒side】
始業式だから午前中で終了。
担任の先生に入部届けを貰いに職員室へ。
「香坂はもう部活決まったのか?」
「はい。男子バレー部のマネージャー志望です。」
「男子バレー部……顧問の先生は向こうに居る武田先生。」
担任の先生が教えてくれた先には
武ちゃん先生がお昼を食べてました。
「わかりました。入部届は武田先生に出せば良いんですね。ありがとうございました、失礼します。」
私は担任の先生に頭を下げ職員室を後にした。
もしかしたら今日も部活やってるかな?
私はお昼を食べて第ニ体育館へと向かった。
体育館に来たはいいけど扉閉まってるし。
ボールの音がするから部活はやってそう。
マネージャー志望ですって言って入っていいかな?
私は考えながら扉の前でウロウロしていると声を掛けられた。
「バレー部に何か用?」
振り向くと烏野のクールビューティー
清水潔子さんが立っていた。
ウロウロしてたから不審者だと思われたかな?
「あの、男子バレー部のマネージャー志望で少し覗いて帰ろうかと思って。私は2年1組の香坂理緒と言います。」
「マネージャー志望嬉しい。私は3年の清水潔子です。遠慮なく入って。」
潔子さんと体育館に入ると真っ先に田中くんが駆け寄ってきた。
「潔子さんお待ちしてました!……ってお前転校生じゃねぇか!何故ここにいるっ!」
田中くんは私を見て指差して驚いてた。
「……田中ウルサイ、黙って。」
潔子さんがピシャリと言い放ち
田中くんを黙らせた。
田中くんを一瞬で黙らせるとは
潔子さんさすがです!