第4章 初登校!
【理緒side】
私は担任の先生と一緒に教室に向かう。
これから高校2年生としてうまくやっていけるかな。
ボロだけは出さないように気を付けなくちゃ。
「みんな席につけ~!SHR始めるぞ~!」
先生の声でみんな席に着席する。
うわっみんな凄い見てるし。
恥ずかしいから早く座りたい。
私は先生の隣で注目の的になっていた。
「香坂理緒です。皆さんと仲良くしたいです。右も左もわからないので色々と教えて下さい。よろしくお願いします。」
先生に紹介され私は挨拶をした。
幾つになっても緊張しちゃいます。
私は空いてる一番後ろの席に座る。
例の田中くんは……斜め前の席。
フフッ、田中くんの頭シャリシャリしたいよね。
そんな事を考えていたら視線に気付いたのか田中くんが後ろを向いて私を見てきた。
目が合い笑いながら軽く私が会釈するとすぐにまた正面向いてしまった。
あれま、無視されちゃった。
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【田中side】
何か後ろから視線を感じる。
振り向くと転校生が俺の事を見て
笑いかけた。
なんだ!?俺に気があるのか?
もしやモテキ到来か!?
転校生よ、悪いが俺には心に決めたお方がいるからお前の気持ちは受け取れないからな!