第4章 初登校!
【鎌先side】
今日から俺は3年生、そして理緒が
烏野高校の生徒として通う。
純粋な疑問
理緒は一体何年生と通うのか。
理緒に聞くと高校2年だと教えられた。
俺よりも一学年下になるんだな。
「制服に着替えるから、ヤスくん出てって!」
俺は起きて早々部屋を追い出された。
つか俺の部屋なのに。
しかし着替えを覗く趣味は無いから
朝飯を食いにリビングへ行く。
朝飯を食べて部屋に戻ると
理緒が烏野高校の制服に着替えていた。
なんつーか……アイツは胸がデカイほうだから何となくエロい。
理緒に制服似合うかどうか聞かれて
流石にエロいとは言えず
咄嗟にセーラー服じゃなくて良かったな!と答えてしまった。
セーラー服だと腹チラするだろ!?
俺は支度を済ませ理緒と
一緒に駅まで向かう。
今日は朝練がないから早く出ると暇をもて余してしまうが流石に今日くらいは一緒に駅まで行ってやろうと思った。
「ヤスくん付き合わせてゴメンね!」
案の定申し訳なさそうに話す理緒。
別に気を使わなくていいっつーの。
でも一人で烏野高校までたどり着けるのか心配だった。
「本当は烏野高校まで付いて行きてぇけど
俺が遅刻するからなぁ~」
これはあくまでも俺の独り言だった 。
「小さい子供じゃないんだから大丈夫!スマホで地図見るから!」
スマホ片手に俺に話した理緒。
流石に付いて行くって言ったら
子供扱いされてると勘違いされるか。
そういえばコイツは実年齢は俺よりも10以上も上だ、その辺りは心配しなくてもよさそうだ。
「何かあったらLINEかメールしろよ!」
俺じゃ頼りないかもだけど一応言っておいた
。
「了解!」
ビシッと決めポーズをした理緒を見て
俺はブッと思わず笑ってしまった。