第4章 初登校!
【理緒side】
今日は始業式。
私は今日から烏野高校の生徒。
ちなみに高校2年生らしい。
届いたばかりの制服に袖を通す。
高校生に見えるかな?
朝食を終えたヤスくんに
制服似合うかどうか聞いてみたら
「セーラー服じゃなくて良かったな!」
って言われてしまった。
似合うか似合わないか聞いたよね?
セーラー服じゃなくて良かった=ブレザーで良かったって事?
じゃあ似合うって事で解釈しちゃいますよ?
ヤスくんの御両親はスマホまで用意してくれた。
本当に二人とも優しくて
私を我が子のように可愛がってくれます。
朝御飯を食べてからヤスくんと家を出る。
伊達工は最寄り駅から2駅だからヤスくんに申し訳ない。
「付き合わせてごめんね!」
と私はヤスくんに謝った。
「本当は烏野高校まで付いていきてぇけど、俺が遅刻するもんなー。」
流石にそこまでしてくれなくても良いよ。
ヤスくんの優しさだけ頂こう。
「小さい子供じゃあるまいし、大丈夫だって!スマホで地図みるから大丈夫!」
私は心配するヤスくんにスマホを見せた。
「そっか、スマホ持ってたんなら安心だ。
何かあったらLINEかメールしろよー。」
「了解!」
頼れる相手はヤスくんとヤスくんの御両親だけだもんね。頼りにしてますよ!
ちなみに私のスマホにはまだヤスくんとヤスくん家の電話番号しか入っていない。
これから増やす予定だもん♪
駅に到着し私はヤスくんと別れた。