第4章 初登校!
【理緒side】
烏野高校がある駅に到着。
スマホで地図を確認しながら学校に向かう。
¨ドンッ¨
わわっ、前に歩いてた男の子にぶつかっちゃった。
「すみません。前見てなくて……」
私はぶつかってしまった学生服を着た男の子に頭を下げた。
「大丈夫?歩きスマホ危ないべ?」
「!!」
私は顔をあげてぶつかった相手を見ると驚いてしまった。
だってスガさんが目の前に居るんだもん!
間近で見るとやっぱり格好良いな。
「大丈夫です!実は引っ越して来たばかりで学校わからなくて……。」
「学校?君、烏野高校の生徒だよね?俺と同じ高校だから学校まで案内しようか?」
「良いんですか?すみません、お願いします!」
私はスガさんの思いがけない言葉に
思わず甘えてしまった。
私はスガさんと一緒に学校に向かう。
「私、香坂理緒と言います。
学校わからなかったので助かりました。」
私はスガさんに名前を教えた。
「俺は菅原孝支、今日から3年です。
香坂さんは引っ越して来たばかりだから転校生かな?何年生?」
スガさんには私は何年生に見えるだろう。
聞いてみようかな?
「はい、転校生です。菅原さん、私何年生に見えますか?」
「えっ!?…………2年生かな?」
少し考えてから答えたスガさん。
おおっ、当たってる!
「正解です!よくわかりましたね。」
スガさんに言うと
何でも一番無難な学年だったから
2年生と答えたらしい。
でも当たって嬉しそうだった。