第3章 相談しよう!
起きたばかりのコイツは上は下着姿に
下はスカート姿だった。
やべぇ!
胸の谷間ばっちり見ちまったじゃねぇか!
「おい!早くシャツ着ろ!」
俺は照れながらそっぽを向きコイツが脱いだと思われるシャツをベッドに投げた。
「あー、途中で暑くなって脱いだんだった!」
何も気にする事なく話すコイツ。
呑気に話しやがって……。
お前警戒心無さすぎじゃねぇのか?
俺は後ろを向きそんな事を思いながら
ふぅとため息をつき頭を掻いた。
「鎌先くん!お見苦しい姿見せちゃってごめんね!」
シャツを着てテヘッと子供のように笑いながら謝るコイツに俺は不覚にも可愛いなんて思っちまった。
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俺はは親父ととおふくろに相談する前にコイツから教えて貰った事を頭の中で整理していた。
コイツは元々三次元の人間で俺は二次元の人間。
今居る世界は漫画の世界で俺の名前を知っているのは当然だと言っていた。
一瞬ストーカーかと思ったのは黙っておこう。
元々の年齢は29歳で今は顔だけ見たところ
10代。身体はコイツ曰く若返った感じはしないらしい。
頭の中で整理し終わったところで
俺は親父達が居るリビングへ相談しに向かった。