第7章 此処から始まる物語
そして,あっという間に何事もなく三対三の試合は終わった
展開が速いけど,あまり変わったことが無事になかったから,あまり印象に残っていないかな,あは(遠目)
え?見てなかっただろって?まあ,否定できないけど
外に出たりもしてたしね
ああ,そうそう
変わったことと言えば,月島君が影山君を王様ネタでいじらないところだが,
これによって唯一変わったのは,日向君が影山君に言う”今は違う”発言の意味が変わったことぐらいじゃない?
「日向、お前もっと集中しろボケェ‼︎昔みてぇになるぞ‼︎」
という影山君のセリフに,日向君がムッとなって反論したことによるものだ
月島君が王様ネタで弄って日向君が言ったわけではなく
良い方で変わったのか,悪い方なのか
微妙だけど..まあ,何とかなったんじゃない?
そんなこんな回想を巡らせてると,勝った2人組がキャプテン!といい,入部届を差し出すところを見た
「清水,アレもう届いてたよな?」
潔子さんは静かに頷いた
「うほおおお!!」
「多分サイズ大丈夫だと思うけど何かあったら言って」
早速ジャージを着る2人に潔子さんは声を掛ける
「「あザース!」」
「お前も来てみろよー」
菅原さんはジャージを着ようとしない月島くんに言った
「いや..僕はあとでも_
「恥ずかしがりやか!いいじゃねえか着てみろ!」
「...」
4人がジャージを着て横に並ぶ
真っ黒黒助の集団みたいやん
え?私はジャージの下にパーカーだから
ださいかもしれないけどこれが顔見えなくて済む方法だし
「_青葉城西と練習試合_」
あれ?いつの間に武田先生が
遠くから聞こえてくる武田先生の声に顔が歪む
だるいなあ,また試合とか