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【ハイキュー!!】私,脇役ですよね?

第7章 此処から始まる物語



山口side

あの日,ツッキーが女子生徒から

[放課後教室に残っててくれませんか]

と手紙を貰っていた


それに多分というか俺は告白だと確信した
ツッキーはモテるからね!
だから俺は先に昇降口に行ってツッキーを待ってることにした


それにしても,入学してから日も経ってないのに流石ツッキーだなぁ
ツッキーがモテると,なんか俺も嬉しい
俺も,ツッキーの評判を下げないようにしなきゃ

なんて思ってたら,可愛い女子生徒が走ってやってきた
俺に気づかずそのまま走って行ってしまった

あ,もしかしてツッキーあの子に告られたの!?
……なんでツッキーは、モテるのに彼女に作らないんだろ
何回も可愛い子や綺麗な子,優しい子にも告白されているのに
なのに全部ふって,誰とも付き合ったことがない
俺なんて告白されたことすらないのにな
まぁ,ツッキーの自由だけど!


って,今度はしばらくしてバレー部のマネージャーの先輩が歩いてきた
いつも部活中もフード被ってるから顔は良く解らないけど
先輩達がいつも気にしてるあの先輩
先輩は俺に気づかずそのまま下を向いて歩いてる

え!?

『あー,だるい』

そしてまたも俺に気づかずに帰っていった

なんだったんだろう……?



「山口」

「あ、ツッキー!お帰り!」



それからすぐにツッキーが来た
鞄を肩にかけて,終わった,と一言言うと靴を履き替えたツッキー

そのまま昇降口を出てったから俺は慌ててあとを追い,
追い付いてからちらりとツッキーの様子を窺う



「(……あれ、)」



いつも俺といるときの無表情じゃない
複雑そうな楽しそうな表情
なにか,良いことでもあったのかな?

「ねぇ,ツッキー」

「……なに」

「ごめんなんでもない!」

「なんなの」


誰のことを考えてるの?とか聞いたら怒られちゃうかな?
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