第5章 JK一年生だよ!
ゆ-と離れ,クラスなう
え?友達作りに励めたかって?
もうね,何か皆きらきらしてて眩しいんですもの
って言ってる間に私が最も嫌いな自己紹介が始まりそうです,いえ-い,ぱちぱち
くッ...もう前みたいにはならないと決めたのだ!
見よ,下界の人間共よ我解き放された力を見るがよい..!
「はい,次の人どうぞ」
『ふぁいッ!さささ桜乃ももこと申します,宜しく御願いします!』
もうあれだよね,ここまで来たら色々と諦めようカナ
おい,また隣の奴肩震わせてるけど
私の事笑ってくれてるのか,違う事に笑ってるのか段々と解らなくなってきたよ
はい,皆様お手を拝借,合掌..ちーん
「ふッ..桜乃さん?って可愛いのな」
『...!???!?』
何これ可愛いって言われたの兄様以外から久々に聞いたよ
空たん御免,私のはにーを見付けちゃったみたいです
『はにーこそ可愛いよ!..あ,えっと..』
「は..?はにーって,え?俺の事?」
『き気の所為だよ,よ宜しくね,りき君』
「え?りき君?」
待て待て待て,私のはにーはあれだよね?
縁下だよね?私が良く,力(ちから)じゃなくりき!って呼んでたあの人だよね??
やべえ,つい癖で呼んじゃったよおおおお
『ご御免なさい!縁下君,其のあの..言葉の間違いと言いますか,その』
「りき君で,いいよ.俺もそう呼ばれると何か嬉しいから」
あ,やっぱにりき君私のはにーだは(確信)
自己紹介は散々だったけどはにーの隣に座れてよかったです
え?大丈夫,ほら,りき君と関わっちゃっただけ...
だから,うん,バレー部とは関わってないしね,うんうん