第24章 月
練習試合が開始して、
潔子先輩が言ってたように皆がやる気満ちてめらめらだったがあさあさがエース力を発揮してみんなの空気が良い方向に変化した
あっという間に放課後
やばいやばい、忘れ物取りに行ってたからはやく体育館戻らなきゃ
「ヅッギィィ!!!!!!!」
ひえっ!!!?????なんだ!?はっ!????なんだ!???
慌てて辺りを見渡すと戻る際に通る外の廊下から雄叫びの声が聞こえた
恐る恐る見つからない様に誰が叫んだのかそっと見に行くとツッキーとぐっちーが居た
「.....最近のツッキーはカッコ悪いよ!!」
ここまで聞こえるぐっちーの声が聞こえた
「日向はいつか小さな巨人になるかもしれない、だったら日向に勝てばいいじゃないか!日向より凄い選手だって実力で証明すればいいじゃないか!!身長も頭脳もセンスも持ってるくせに、どうしてこっちから先は無理って線引いちゃうんだよ!??」
まるで堰を切ったように言葉が溢れているように言葉を必死に紡いでいた
「....__絶対に1番になんかなれない、どこかで負ける、それをわかってるのに皆どんな原動力で動いてんだよ!?「そんなもんっ」...」
ツッキーの声が、最初は淡々と聞こえないぐらいで話していたがこの言葉は大きな声で聞こえた
すると、それを遮るようにぐっちーが声を上げる
「プライド以外に何が要るんだ!!!!」