第24章 月
「ももこさん!俺にもスイカ下さい!!!!」
『あ、どうぞ』
「あざーす!!!!!!!」
「リエーフ何すんだよ!!!」
「ごめんごめん、ちっちゃくて見えなかった」
「何だとー!???????」
目の前でわちゃわちゃと日向とリエーフがじゃれ合っている
何やかんや仲良いよなあ
「ももこ」
『あ、研磨』
「.....ん」
『えっ』
スイカを差し出されては思わず硬直してしまう、スイカと研磨を見るとまるで食べないのかと視線で訴えられる
え?声だけ聞くとあれよね??口付けとか求められちゃってるみたいな声だよね、ぐへへへ、は!つい私の汚い部分が、いけないいけない
「....食べないの?」
つい考えてしまった為にじっと見詰められては問い掛けられる
『いいい頂くでござる、ん....美味しい、食べちゃって良かったの?』
「ん、俺食べたから」
『ふへへ、有難う!』
「どういたしまして」
お礼を言うと嬉しそうに笑ってくれる、研磨よく笑い掛けてくれる気がする、んふふふ、嬉しい
「あー!!!研磨がももこ先輩にあーんしてる!!!!」
「ほんとだ!!!!!ももこ先輩、俺にもしてください!!!」
「うるさい、二人とも」
二人ともじゃれ終わったのか、見られてたらしく私たちの周りをうろうろとしながらきらきらとしたおめ目で見られる
「ももこ、行ってきていいよ」
『あ、え、でも、ごごめんね、二人とも、取り敢えず、ゴミ袋持ってくるね!』
視界で他のマネージャーがゴミ袋を持って歩いてるのが見えた為、手伝わなきゃと思ったのが研磨に伝わったらしく言葉を掛けてくれた
2人にごめんねと慌てて言葉を掛けながらも、 慌ててゴミ袋を貰いに行く
その際、リエーフ君としょーよがまたわちゃわちゃとしている声が聞こえてつい笑ってしまった
すると、大地さん達が居る姿が視界に入った
「小さな巨人と同じチームに月島の兄貴!?」
ん?なんだ?なんだ????ツッキーの話?????
あ!クロが仁花ちゃんにちょっかいかけてる!!!!!!!!
守らなきゃ!!!!あ、何とか大丈夫そう
「おーい!そろそろ始まるぞー」
あ、やばいやばい、早く行かなきゃ