第24章 月
「こうして、昔みたいに一緒に歩けるなんて夢みたいだ」
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思わず何の乙女ゲームかな????と思わず耳を疑うような台詞がけーじの唇から紡がれる
え???お金を払ったらこれ聞けるやつだよね????いくら出せばいいですか????
部屋に戻る途中、思わず脚を止める
何度も目を擦っては辺りを見渡すも自分に言っているので軽く唇が開いてしまうのが自分でもわかった
「木兎さんも、ももこみてはしゃいでたから」
『あ、え、す凄いでしょ、頑張ったんだよ、昔みたいに鬼ごっことかはさすがに負けちゃうから、隠れんぼとかしようね』
段々と自分の脚が歩けるようになってくれていることを喜んでくれていることがわかった
良かった、思わずお金払おうとしちゃったよ
頭の中で焦りつつも私の言葉を聞き、きょとん顔をするも可笑しそうに頷いてはこちらに近付いてきてくれては少し屈んでそっと撫でてくれる
思わず硬直するも小さい頃より大きくなった手に思わず感動してしまう
大きくなったんだな、何か母親?いや、姉?の気分になってしまう
思わずにまにましてしまうと、不思議そうにしながらも撫でてくれる
「いこうか」
『あいあいさ、あ、そう言えば、けーじも寝れなかったの?』
「....捜し物してたんだ」
『えっ、見つかったの?』
「......」
じっと見詰められる、不思議そうに見詰め返すと、段々と表情が柔くなっては微笑んでくれる
『......???』
「うん、見つけた」
『そっか、良かったね!』
笑いかけると頷いてはわしゃわしゃと撫でてくれる
捜し物ってなんだったんだろ、んんん?まあ、けーじが嬉しそうだから良かったや