第24章 月
空side
結構前に会ってからなかなかあいつから連絡が来ない
はあ...電話するのがはやいよな
と思っていたのもつかの間、何故か知らない男と電話をすることになった
「えっと....もしもし、ご紹介にあがりました、赤葦京治です」
『あ、初めまして、藍川空です』
「......」
『........』
いや、そうなるよな!???俺だって何話していいかわかんねえよ!!!!
『えっと、ももこの幼なじみ、小学校の同級生って本当すか?』
「あ、はい、間違いありません、藍川さんはももことどのような」
『そうなんですね、あ、俺は中学校の同級生で、って事は俺ら同い歳なんでタメでいいっすよ、あー...ももこって小学校の時どうでした?』
「....どうも、俺もタメで、小学校の時...今も昔も変わってない、かな、ただ幼かったかも、あの時は」
『幼い?ッふ...全然想像出来ないわ、写真とか持ってたりしないの?』
「写真、もしかしたらあるかも、おくろうか?」
『お!じゃあ、連絡先交換しよ』
知らない男と電話するはめになったけど、なんかこいつは良い奴っぽいな