第24章 月
これはあれだね、赤葦と木兎vs黒尾と月島だね
こーたろがけーじからトスを貰う
「2枚ブロック上等ォ!!!!いくぜ!!!」
「メガネ君はストレートをきっちりしめとけよ!」
バァン
うわあお、ドシャット、くろ凄いなあ
「ウエーイ」
「くっそ!!!!....うーん....やっぱメガネ君さ、読みは良いんだけどこう.....弱々しいんだよな、ブロックが、腕とかポッキリ折れそう心配になる」
わあお、ツッキーの顔がお顔が
「僕まだ若くて発展途上なんですよ、筋力も身長もまだまだこれからなんで」
「むっ!?」
「悠長な事言ってるとあのチビちゃんに良いとこ全部持ってかれんじゃねーの、同じポジションだろー」
「.......」
「「......?」」
ツッキーをくろとこーたろは不思議そうに見て、次に2人して同じタイミングで私を見てくる
「それは仕方ないんじゃないですかね〜、日向と僕じゃ元の才能が違いますからね〜」
......?ツッキーの顔、私からは見えないけど、声が、なんか、こう
「あっ!またスパイク練習ですか!??」
「!」
あ、音駒メンバーの声が扉から聞こえてきた
「俺ブロックやります!?やります!?」
「おい、リエーフ転がってんじゃねぇ、レシーブ!」
「げえっ!夜久さん!!!「げ、って何だか !!!」」
いぬいぬこと犬岡くんとやっくん、ふっくん(福永)がぞろぞろとやってきた
って、リエーフ君居たんだ!????
「じゃあ、僕お役ごめんぽいんで失礼します「あっオイ」ももこさんも、また明日」
『あ、ま待っ...い、行っちゃった』
慌てて声を掛けようと1歩近ずこうとする頃には体育館から出て行ってしまっていた
「なんか地雷踏んだんじゃないんすか黒尾さん」
「大失敗じゃん、挑発上手の黒尾くん」
「いやだって思わないだろ」
「何を」
「烏野のチビちゃんは確かに得体がしれないし脅威だけど、技術も経験もヒヨコだろ、それにあの身長だし、それをあの身長も頭脳も持ち合わせてるメガネ君がチビちゃんを対等どころか敵わない相手存在として見てるなんてさ」
『.......』
くろの言葉を聞いては思わず眉が下がる
未だにあの何かの胸騒ぎがより一層大きくなった気がした