第24章 月
んんん、やっぱり少し時間空くと見失っちゃうよね
ツッキーもう帰っちゃったかな
月島蛍くん出ておいでー!出ないと背丈を縮めるぞー!!!
って、某有名なジ〇リの真っ黒くろくろさんを呼ぶ声で呼んだら出てきてくれないかしら
「もういっぽォーン!!!!!!!」
うえっ!びっくりした、ん???ここから???第3体育館??お、扉空いてる
「っしゃあ!!!」
「一枚ブロックに勝っただけっスよ」
「うっせーな!」
あ、こーたろ(木兎)にけーじ(赤葦)にクロに、あ!!ツッキー見付けた!!
「あ、良いところに、ももこちゃ〜ん」
『あ、くくくろ』
胡散臭い笑顔で来い来いと手で招かれる
「あ!!!!!!!!ももこ!!!!!!」
うえっ、クソデカVOICE!!!!!!!!
「今日の練習試合の時、目線あったのに無視しただろ!!なあ!!!」
膨れた顔でずんずんとこっちに向かって来てはがくがくと両肩を揺さぶられる
『こーたろの気の所為「絶対目線あってた!!!な、赤葦!!!」「.......」赤葦も、ももこも目線逸らすのやめて!?????」
「はいはいはーい、次は俺いれてブロック2枚でやるから」
クロがこーたろとの間を引き裂く様に入って来てくれては手を叩いて先程の練習の続きを促す
「.......」
あ、まだ拗ねてる
『こーたろの格好良い姿みたいなあ』
「!!!!赤葦!!俺にいいトス寄越せよ!!!!ももこ、ちゃんと見てろよな!!!!」
駆け足で先程のコートに戻って行く
あ、けーじと目線あった、ごめんごめんと視線で訴えると仕方なさそうな顔をしてくれる