第24章 月
「ほら、高く飛ぶ前ってしゃがむだろ?おれたち、今のレベルじゃだめだからさ」
暗い後者の中、日向の表情には何処か強い意志が感じられる
「日向はしゃがんだらますます小さいな!」
「なっ....うっさいなー、もう!必殺技できたらびっくりすんなよ!!」
「じゃあ俺は、その必殺技よりもっと高く飛ぶからな」
そう言って踏み込むと、リエーフは高くジャンプして長い手を伸ばし、廊下の天井に触れた
うわあ、凄いなあ
「なにを俺だって...!!!」
ぴょんぴょんと飛び跳ねる2人を見ては、研磨と目が合う
『元気、だね』
「.....子供が2人いるみたい」
その言葉に思わず笑ってしまった