第22章 ロフちゃん
最初の頃よりかはだいぶ落ち着いて杖を使いながら外を歩ける様になったんじゃないかな
人通りも少ないし、迷惑かける事もないし、私なら頑張れる、大丈夫、出来る
そう、なんたって長女だから、、って私いま妹だった!!じゃあ、甘えちゃうのもしょうがな、うう嘘です、頑張りますとも!!前世は長女、だけど今は妹!その名は、はい、うん、あー!!甘いもの食べたいなあー!え??現実逃避なんてしてないよ???
『は...っ...はぁ....』
あー、やっぱり疲れてしまう、身体の力を抜いては公園のベンチに座り一息つく
あの時、僕っ子に言われた言葉は
「まずは、少しでも良いから、これを使って歩いてみて」
とこのロフストランド杖を渡された
今では私の相棒になりつつある、ロフストランド杖ことロフちゃん
さあ、みんなも名前も覚えてね!私の相棒のー???????
ロフちゃーーーん!!!!!
んんんん、ふざけるのやめます、すみません
だって何かさ、凄い呼び辛いし長いんだもん、もうほらこれでいつでも名前呼べちゃうね!!
もうそろそろ、行かなきゃ、そう思って腰をあげようとしては
誰かから声が掛けられる