第22章 ロフちゃん
『よし、行くか』
おずおずと自宅のドアを開ける
家から出る際に、緊張か、それとも不安かわからないけど両脚が震える
玄関の先には真っ暗などぶ沼の様な、夢で見た暗闇が見える様な気がした
外がこんなにも怖いなんて
でも逃げてたから、その分向き合わなきゃ
あの暗闇はとても怖い、またいつ包み込まれてしまうかわからないから
でも居場所が無くなってしまう方が、人に迷惑を掛けてしまう方がもっと怖い
歩ける様になったら、もっとマネージャーとしてやれる事も幅が広がるし、何より皆と共に歩く事が出来る
それに、人の視線は人が少ない場所を人通りが少ない時間帯を通れば大丈夫
迷惑を掛けたくないなら、1人で練習していけばいい
だから、私は大丈夫
まるで自分に暗示をかけるように言い聞かせる
ふと玄関に置いてある、家族写真が目に入る
「_____ずっと傍で見守ってるから」
ふと兄様の声が聞こえてきた様な気がした
唇をぎゅっと噛んでは
『いってきます』
家族写真に声を掛けては玄関を出ていった
これが私が夜のリハビリこと夜の散歩をはじめた時の出来事である
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あけましておめでとうございます!!!!!
拍手やしおりなど沢山沢山、ほんとにいつも励みになっております
ここまで何とかやってこれたのも皆様のおかげです、本当にありがとうございます!!
私も正直ここまで皆様と共に見守る事が出来るなんて思いませんでした、あっという間に時も過ぎ4年目になりますね
今年はなんと言ってもアニメハイキューも始まりますし、この物語も前に進める様にこれからも見守って頂けると幸いです