第20章 合同練習
あれから何とか逃げ...ごほん,何とかおさま...?収まっては,合同練習があっという間に終わりの日だ
ちゃんとこーし達には小学校の時仲良くしてた話などきちんと説明したけれどもその時の笑顔が物凄く怖かった事だけ説明しときます
「またな、日向!次も止めてやる!」
「負けねーし!194cmに163cmが勝ってやるよ!」
わわ、あそこ可愛いなあ、写真とりたい
「なあ」
『ん?どうしたの、くろ』
こっちに近寄ってくると、じっとくろが見詰めてくる、ん?なんだなんだ
「....あんまり無理すんなよ」
『??うん、大丈夫だ「もう行っちゃうのかよおおお!なあ、まだ「はいはい、木兎さん離れましょうね」」...あははは』
突然突進の如くやってきたこーたろに押しつぶされる位抱き着かれるも無事に回収していってくれる
バスの窓から手を振ったり頭を下げてはバスが出発する
また合宿があるらしいから、皆に会える、ふふ、嬉しいな
「嬉しそうですね」
うお、びっくりした
『ん?ふふ、勿論、つっきーの隣座れるなんて嬉しいな』
「....そういう意味で言ったんじゃ」
じと見詰められる、凄い吸い込まれるみたいな、そうまるで月みたいな
「....ももこさんは」
『ん?どうした?』
「いえ、やっぱり何でもありません」
『んんん?そう??』
何か言おうと唇を開くもすぐにやめてはイヤホンで音楽を聞き始めてしまう
邪魔するなって事かなあ??んんん?
ふと、前の席で潔子さんと谷地ちゃんが楽しそうに話している声が微かに聞こえた
自ら違う席に行くって言ったのに、なに自分で傷付いてるんだろ
バスにゆらゆらと揺られては眠気が襲ってくる、ああ、何だかとても眠い
少し、少しだけ寝ちゃおう
ふと力を抜いては両眼を閉じる、隣のつっきーのイヤホンからの音が少しだけ聞こえた気がした