第20章 合同練習
遠征2日目
通算3セット目
音駒VS烏野
「うおっしゃあああ!!!!」
「やりおったー!!」
日向がリエーフ君に止められた、やっぱりリエーフ君凄い
「と...止められた、あの速攻がこんなに早く」
「前回の練習試合から音駒はあの速攻への対処が優れてるからな....加えて、あの新入りMBの身長+反応の速さがすげえ...」
繋心君さすがだなあ、リエーフ君が入った事で、新しい血液が周り出した、音駒は更に強くってきてる、進化している
タイムアウトが終わり旭さんにボールがあがる瞬間
ドデーン!!!!
「うわああ!??」
「だだだだだい「すっすみませんん!!!!!」」
今...日向はエースへのトスを奪おうとしてた...?
ここからでもわかった、あの日向のボールしか見ていない瞳や表情、凄くぞくぞくした
「なあ、影山、おれ目え瞑んの、やめる」
え???しょーよー、?
「今のままじゃだめだ、俺が打たせてもらう速攻じゃ....だめだ」
「_それが出来なかったから普通の速攻を覚えたんだろ、ミスるとわかってる奴にトスを上げるつもりは無え」
ピーッ
「日向と影山君がぎくしゃくし始めたの、気のせいじゃないですよね?」
谷地ちゃんが表情を固くしては問い掛けてくる、口を開こうとすると
「でも、日向と影山だけじゃない、日向と東峰がぶつかってから....全員に緊張が走ってる」
潔子さんが言ってくれた通り、みんなの表情がいつもより固い
ピピーッ
「皆さんはここに居るチームの中で1番弱いですね?
どのチームも公式戦で当たったのならとても厄介な相手、彼らをただの敵と見るのか、それとも技を吸収すべき、師と見るのか
君たちが弱いということは伸びしろがあるということ
こんな楽しみなことないでしょう」
武ちゃん、先生っぽ「今なんか先生みたいで頼もしかったぜ!」
ふは、繋心くんも同じこと思ってたんだね