第20章 合同練習
遠征1日目のファイナルセットは、烏野対森然・音駒対生川で試合が組まれていた
烏野は、本日最初で最後の勝利を収める
「あれ?」
『...?』
日向が隣のコートを振り返った、ん?どうしたんだろ?
日向の視線の先には、音駒が居た
犬岡の代わりに、あの高身長外国人顔いけめんがMBとしてコートに立っている
それにしても本当になんかいけめえんだな、外国人???それともハーフ??
全員で片づけを入る、その前に、音駒に挨拶行かなくちゃ
慌ててまだ音駒の全員が居るとわかり安堵した表情浮かべると、猫又監督がこっちを見てにっと笑っては手をこまねいてくれる
「よく来たな」
『猫又監督!言って下されば良かったのに』
「すまんすまん、ついな、でもすぐに会えただろう?」
『ふは、確かにそうですね、お呼び頂き本当に有難うございます』
「監督!!!!!その人は!!誰ですか!!」
「おい、リエーフ、大人しくしてろ」
「でもでもでも!」
やっくんがリエーフ?君を押さえているなか、何処かで聞いたことあると首を傾げる
ぴょんとまるで獣耳がついてるような錯覚に陥る、目を擦るもじっと緑色の綺麗な瞳を見つめ返すと笑顔を見せてくれる
りえーふ、、って、あ!あの!!!!電話の時のか!!!
なんか葉っぱの種類にありそうな名前だなあ、とか、外人さんとか?漢字で利江已府とか書いたり?んでもそしたらどっかの県名とかになってそうだ、とか思ってた!!確か!!!
『電話で、前お話しましたよね?お久しぶりです、ももこです』
「電話....あー!!!夜久さんの電話相手の人!!!!ももこさん!!!!」
「おい、リエーフ!!!!」
うわあお、大きな声、透き通る声だね、ほんと
「そういえば、東京来てくれた時こいつ滅多にひかない風邪かなんかで寝込んでたもんな」
「....会わなくて良かったのに」
クロがけらけらと笑っては、研磨がぼそっと言葉を紡ぐ
「え!!!東京に来てくれてたんですか!??俺も会いたかったです」
がばっと、まるで大きいわんころが私に飛び付いてきては、抱き抱えられぐるぐると回される
『ひい、たすけ』
「おい!リエーフ!やめろ!離してやれって」
何処からかやっくんの声が聞こえる
「良きかな良きかな、楽しそうだ」
と猫又監督の声まで聞こえる、ちょ、誰かとめてよおおおおおお