第3章 初めまして宮城
きーんこーんかーんこーん
きーんこーんかーんこーん
「よし,行くか..おい,ももこも来るんだよ」
『い-やだあああ』
「青根任せた」
「...」
『青の裏切り者おおおおおお』
直ぐに帰宅しようと思ったら捕まった。
可笑しい可笑しい。この二人のコンビネーションは凄いぞ。流石鉄壁。さすがに窓からは抜け出せなかったね、うん。
青に担がれ三千里。重くないのであろうか。
もう無駄な抵抗はやめたのだから降ろしてくれて..
『うわッ!』
「茂庭さん!!」
「...行こう」
『え,あ,うん?』
青が喋ったあああ????降ろしてくれて有難う???
というか茂庭さん?????
「あれ,君は..確か昨日会った?よね」
『ハジメマシテ』
「え!?じゃあ見間違いだったかな?」
「茂庭さん,あってるっすよ!こいつです」
『ぐふッ..はなひて』
「ど,如何して此処に?」
『にろに-に誘拐されました』
「二口!駄目だろ,こんな可愛い子無理矢理連れきちゃ」
『「え..」』
「え?だって可愛いじゃ..あ!いや,その,何というかつい」
『..!!茂庭さん大好きです,まじりすぺくとです!もにもにもいけめそさんです!』
「おい!茂庭さんから離れろよ!青根あいつひっぺかせ」
『青,やめてええええ』
「え?あ,ええ??」
茂庭さんかわいすぎる。もうお世辞言ってくれるとか嬉し過ぎる。まじ尊敬りすぺくと。
これから茂庭さんについて行くことを決めました。
そしたらにろに-も青も何も言えんだろ,ふふん。
我ながらないすあいでぃあ!