第18章 懐かしの匂い
やっぱり人が多過ぎる問題、人の声や足音、皆どこかに急ぐように歩いていく
良かった、早めに向かったから大丈夫そう
痛いなあ、、、人が多過ぎる(2回目)為、誰かにあたってしまった、はやく謝らな『すみません!!!!』
ふあつ!???
「木兎さん、何してるんですか」
「いや、ぶつかっちまってさ」
「お怪我はありませんか...?」
え????今、木兎さん、って言った???え???
小学校行ってこーたろとけーじ、この2人のこと思い出しましたが、こんなエンカウントありますか????え?いや、違う人かも知れない、うんうん
『だだ大丈夫です、すすみません』
必死に作り笑いをするように何度も頷いては、深々とお辞儀をする
「ほら、木兎さんも」
「本当にすみません!!!!!」
うわあお、大きい声は遠くまで響く、周りの人がちらほら見ているぞ、これは危険信号だ
『本当に大丈夫ですので、では』
「あの..!」
ん?腕を誰かに掴まれる、ん???なんだね、君、なにか御用かね????私は何もないないなのだよ
「こんな事を言うのもあれですが、何処かでお会いしたことありませんか...?」
その言葉だとナンパしているようだよ?????!!!
「赤葦、やるな!!!!!これが俗に言う南蛮か!!!」
ややっぱりいい、赤葦って言ったああ、けーじとこーたろなんだね!!!!おおきくなったね!!!!
んんんん???南蛮??チキン南蛮かなあ????言いたかったのはナンパかなあ、、???
『...気の所為、じゃないですかね』
赤葦の手をそっと離しては猛ダッシュというなの秒速たるもので必死に人混みを掻き分ける
でも、久しぶりに会えて良かった、元気そうだったし
思い出して欲しかった、なんて傲慢なことは望まない、色々ともう脇役に立てない位置にいるようで後戻り出来そうもない気がしてならない
でもあれですよ!??脇役は誰にも渡さな、、、いや、もう脇役ではなくなってきて、、なくなってきて!??
とととりあえず、もう会うことは無いと思うけど、元気でね、あの時は凄く楽しかったから一目会えただけでも良かった
ふえい!もももうこんな時間!!!??やばい、急がねば!!!!