第18章 懐かしの匂い
「「「ありがとうございましたー!!!!」」」
練習も終わり、みんなが汗を流す中、コートの片付けを行い始めた
やっぱり音駒は凄い、動きのしなやかさも全部凄いとしか言えなかった
各自のタオルを1人1人に配る
『お疲れ様です』
久しぶりのモヒカン頭を見ては、タオルを差し出す
すると一瞬硬直した後、喜びと共に雄叫びが聞こえる
「うおおおおお!!!マネージャーから!!!ももこさんから!!!!久しぶりのタオルを貰、貰ったああああ!!!!!」
「いいから速く片付けろ」
やっくんがモヒカンくんを注意しては、ダッシュで体育館を走り回る、うわあ、何だか龍みたい、ほんとに
『やっくん、お疲れ様』
「ああ、ありがとう」
『飲み物とか、大丈夫だった?薄かったりしなかった?』
「ん?美味しかったぞ?毎日でも作って欲しい位だ」
『ふあっ!?』
汗をかいてるやっくんエロすぎ問題、にっと笑っては御礼を言ってタオルを受け取ってくれる、もうやばすきる、ほんとに、プロボーズかな???え?????
「はいはいはーい、またそこはいちゃいちゃしないでねー」
「なっ!?」
「はいはい、俺には?俺にはタオルはないの?」
『....どうぞ』
1人で暫く悶えていると後ろから長い腕が私をまるで後ろから抱き締めるようにくれと手が訴えてくる
なので後ろの顔があるであろう部分にタオルを投げ付けては慌ててやっくんの後ろに隠れる
「んぐふ!?」
『ふははは!くらえタオル攻撃』
「お前やったな!?」
『ひい!??』
暫くこれでもかと言うほど頭を掻き回されました