第17章 インターハイ本番
「あの、あなたも及川さんの応援ですか??」
『!????え、いえ!全然!違います!』
「あ、そうなんだーっ、てっきりそうなのかと思ってた、ってジャージ着てたのに、ごめんなさい」
『そそんな、大丈夫です、、!』
「でも、凄い嬉しそうに試合、見るんですね、好きな人とか居るんですか?」
『!????』
「え、そうだったの?誰々?」
『え、あ、その....烏野は、みんな、大好きですよ』
嶋田さん達がにたにたしてこちらを見ては問い掛けてくるも
恥ずかしそうに誇らしげに言葉を紡ぐと、2人とも瞳を丸めてはどこか嬉しそうに肘でつっついたり頭を撫でてくれた
「止めろォオオオオオオオオ!!!!」
日向の渾身のスパイクが、3枚ブロックに捕まった
おお応援しなきゃ、、!!!
観覧席で砂利入りペットボトルを振りながら、声を出す
ん?コーチがバッとこちらを見上げた
一瞬嶋田さんと見つめあったとき、タイムアウトが終了する
『...??ここっち、見てましたよね?』
「…あ、ああ」
首を傾げながら問いかけると、嶋田さんが頷き、青城が20点台に大手を掛ける中、日向にサーブが回ってくる、そして、笛が鳴った