第17章 インターハイ本番
何故か青城メンバーさんの中に黒い私。
いやこれ凄い目立ってますねー,ですよねー,目立ちますよね。
監督さん達には一応会釈したし,うん,いやもう凄い私ってシアワセモノ
ん?何だ空たん,めっちゃ頭撫でてく....おい!及川頭突きするな,やめてくれ何するんだ
なんやかんやと戯れていたら烏野は常波から2点を先取しているし,かっこいいなあ,ほんと
自然と自分でも口角があがってくのがわかる,やっぱりこうして目の前で見れるってほんと凄いことだよね
ぎゅっと手を握りながらじっと試合を食い入るように見る
烏野も常波も瞳が死んでない,諦めちゃうと瞳曇っちゃうからね
何処かの某バスケ少年みたいに俺に勝てるのはー,ってなっちゃうしね
って言ってみたいよねあの台詞,1度は言ってみたい
『良い試合』
ぼそっと言った一言は空たんが聞こえないはずも無く,こっちに視線を向けると
「ああ,そうだな」
「ちょっとー,さっきからなんで空たんばっかり構ってるの,別に空たんの膝の上じゃ無くてもいいでしょ!?ほら空いてますよ,及川さんの膝の上空いてますよ」
「及川さんうるさいです」
「もうそんな照れ隠...って,今言ったの空ちゃん!?え!?ももこちゃんに拒絶されるならわかるけど空た「うるせえ及川」..ぎゃん」
いやー,賑やかだなあ
あ,ホイッスルが鳴った.第一試合が終わったみたい
「「「「有難う御座いましたー!」」」」
これが最初の第一歩
見よ,これが烏野の復活だ