第17章 インターハイ本番
にろにー達とお別れしてから背後が見れないんですけど、んんん?んーん??
「ももこ先輩」
『ひゃあ!?あ,とと飛雄ちゃん』
「...勝ちますから」
『ん?うん,応援してるからね』
「ういっす」
「おいおいおい,何で影山くんがいい所もってくんですかね」
「勝つのは勿論ですよね、旭さん」
「ああ、そうだな」
ん?んん?何だ皆なんで頭撫でてくんだ、お、良かった。怒ってない。良かった良かった。
『えっとあのその、私はここでもう手伝いはできなくなりますが応援してます。精一杯飛んできて下さい」
おずおずと言葉にしては顔を上げて笑って両手を広げると、全員真剣な顔でこくりと頷いた。
これからインターハイ。私にできる事をやるだけだよね。