第16章 大志を抱け

あれからなんやかんやで部活の時間に入りました

「大地さんナイスレシーブ」
「ナイス！」

「ブロックフォローちゃんと入れ！見てんじゃねーぞ！」

繋心くんが皆に大声を出す
そんなに大声出すと疲れちゃうよと見てると
いつのまにかまたぐりぐりと頭を押される

『いふ,いたたた』

「お前はそんな珍しそうにこっち見るんじゃねえ」

『え-..繋心くんが凄い熱血先生みたいで見惚れちゃっただけだよ』

「な！？このやろー」

相変わらず繋心くんとじゃれ合っています

一方その頃,その光景を見ていたメンバーは

「なあなあ,大地」

「ん？なんだ菅」

「ももこは人と如何してあんなに仲良くなるのが早いのかな,俺は心配だよ」

「菅,顔が笑ってないぞ」

「ん？大地,何か言った？」

「イエ,ナンデモ。...でも聞いた話によると,コーチと前々からももこは知り合いだったらしい」

「え？ももこ,知り合い多過ぎだべ」

こーしと大地が何かこちらを見ては話してる気がする
ん？ん？

「これが最後の一球！常にそう思って喰らいつけ！そうじゃなきゃ今 疎かにした一球が試合で泣く一球になるぞ！」

「お疲れした！」「シターッ」


部活が終わりゆーと龍,こーし,あさあさは月間バリボーという雑誌を見てる,のかな？
絶対あれ見てるよね
くず川がLINEで買ってくれた？って聞いてきて
買ってないんだよね,結局何でだったんだろ
え？既読無視ですけど？？
あれから沢山LINEきてるけど大丈夫,うん,ほら,慣れだよね(白目)

「うぉ」
「ホントだスゲー！写真でけー！」

あさあさとゆーが声をあげてる

「なんスか？どうしたんスか！？」

翔陽と飛雄が顔を覗かせてる
私も行こうかな

「ホレ」

龍は翔陽達に雑誌のとあるページを見せた

「高校注目選手ピックアップ…？」
「今年の注目選手の中でもとくに注目！ってなってる全国の3人の中に白鳥沢のウシワカが入ってんだよ」

「白鳥沢って影山が落ちた高校！」
「うるせえ！」

え？若様..若様！？？？？
雑誌に載るとかやっぱり強いんだ
ん？連絡....？LINEくるよね,電話こーるも何故かくるよね
必ずぴえろの声が最初聞こえるんだよ白目

でもあれだね,いやあ凄い
って,…飛雄,白鳥沢受けてたんだね