第16章 大志を抱け
「突然呼び出しちゃってごめんね」
そよ風が吹く中,清子さんが髪に耳を掛ける
ふぁあ,素晴らしやあ,いつまでもみてられ「ももこちゃ『ふぁい!?なな何でしょう!』」
あああ!!名前を呼んでもらえる途中に遮ってしまったあああ
「最近部活にほら,顔出しでくれないからどうしたのかな..って思って...もしかしたら部活いやになった..?」
眉を下げては何処と無く儚い雰囲気を醸し出す清子さん
そんな清子さんも美しく綺麗だなあ...じゃなかった!
『へ!?!?そそんなわけありません!!!』
必死に首を左右に振ると清子さんは何処か安堵した様な表情を見せ
私は清子さんに他校の情報集めをしにいってると言う事を詳しく話しました
「そうだったんだ...良かった,てっきり部活嫌になったかなって心配だったの」
清子さんは安堵した表情を浮かべ言葉をつむぐ
慌てて首を左右に振っては
『そんなわけないです!!皆には私の集めた情報が何処まで役に立てるのか不安だったので伝えてなかったんです...すみません,清子さんに言おうと思ってたのになかなか言い出せず...』
眉を下げては言葉を紡ぐもすぐに言えば良かったと後悔した
「そんな謝らないで,チームのためにしてくれたんだから有難うね?」
眉を下げ困った表情を浮かべてはこちらの頭をそっと撫でてくれる
『清子さああんんんんんん』
大好きな清子さんに頭を撫でて貰えてるとか嬉しすぎる!嬉しすぎる!
「今度ノート見せてくれると嬉しいな」
『はい!!汚いですけど..是非,見て下さい』
ノートを見せる約束をし清子さんと久しぶりにお話する事が出来ました!!
うああ,至福の時間でした