第14章 若かれしあの子は...と思い出に浸ってみた
ただいま若様と暗闇の中2人であります
きゃっ照れちゃう☆
いやいやいやいやいや,照れるもなにもないからね!?
暗闇の中ってただ帰り道歩いてるだけだから!!!
って...一人で何をやってるんだろ
「なぜ...突然携帯繋がらくなった」
『ふぁい!?あ,え-っと...色々ありまして..』
「色々とは何だ,俺に言えないことか」
やっべえ.....どしよどしよ,まじ焦る
んんんん,確かに言えなくはないけど
はっきりと言って若様との関係は曖昧である。
確かに小さい頃に遊んだ?いや,遊んでもらったの方が正しいか(白目)
なのに果たして話して良いのか私的に迷ってしまう
迷惑ではないか,凄く考えてしまうから
「....言いたくないのなら別に良い,お前に会えただけでも満足だから」
は?????ん?????
何だ何だ何だ若様どうした!?!?
車椅子を押してくれてる顔を見ようと後ろを恐る恐る振り向く
『....若様が優しい』
「俺はいつでも優しいが?」
首を傾げてはきょとんとこちらを見る若様
『ふ,あははッ...そだね,優しかったね,そんな優しい若様に聞いてもらい事があるんだけど..いい?』
「?勿論だ」
確かに若様は興味示さない人とお見送り何てしないし心配さえしてくれないよね
だからきちんと話した
家族がなくなってそのしょっくで記憶喪失になったった
って感じでこれまでの事を
「....そうだったのか」
『うん,でも今はちゃんと若様の事思い出してるよー』
「そう,か...俺はこういう時にどう言って良いかわからないが,また会えて良かったと思う」
『...!ふは,有難うー..でも私は会いたくなかったなー』
「ん?なぜだ」
『だって若様強引だったし...』
「そうだったか?」
え!?覚えてないの??
バレボーするぞとか言って顔面にボール当てた事とか当てた事とか!!
やっぱり若様は 優しい<強引 の方が合ってる気がしてきたよ
それから少しお話して近くまで送り届けて貰って,さすがに家までは送ってもらうのあれだしね??あれだしね
そして(何故か)連絡先交換しました
「若様,ばいばい」
『....ああ,また連絡する』
大きい手がそっと頭に触れ撫でてくれた
その時少しだけ見えた笑顔がとても素敵でした、まる