第13章 偵察する時って伊達メガネ付けるか迷うよね
あれから体育館までの道のりこのかわゆい子とお近付きになれました
ああ,私のこみ力が恐ろしいわ
なんて言ってみたりしたりみたりする(本当はそんなもの御座いません)
この子の名前は作並浩輔くん
「え?ももこさんってマネージャーだったんですね」
『え,酷いな.さっくーそんなんには見えない?』
「え!いや,そのそう言う意味じゃなくって!」
『ふは,冗談だよ,そう言えばさっくーの所はマネージャーいたりするの?』
「あ!はい,居ますよ!ちょうどももこさんと同い学年の先輩です」
『そそうなの!?いいなあ,お友達になりたい』
「すぐになれ「おーい!作並,お前何して」...あ!二口さん!」
ん?二口???え?ももももももしかしなくても,にろにー?
「ももこ...か?」
驚いた様にこちらを見つめては名前を呼んでくれるにろにー
『に,にろにー...おひさひさ,ぐふッ!』
突然視界が暗くなる
「心配,したんだからな!電話繋がらないし!お前,本当に..」
『くくくくぐるしい,ぎぶぎぶ,窒息死する..』
頭の後頭部に手を添えにろにーの胸に押し込む様に抱き締めてくれる
嬉しい嬉しいよ!すごく,でも苦しいよしんじゃうよ
「しかも何で車椅子なんだよ!本当に..会えて,良かった..」
何で,ってそうなるよね
私も会えて良かった,本当にごめんね
「作並ー?二口ー?」
遠くから久し振りの声が聞こえる
「あ!先輩達!」
「おおおおお前!何して!!」
ちょうど私の後ろからきたみたいで私の顔はばれてないらしい
どうも2人が遅かったので呼びにきたのかな
「茂庭さん!やっと..!あ,ちゃんと生きてたらしいっす」
『にろにー,はなひて』
苦しいと必死に相手の胸を叩いては訴える
「許さねえ」
『ぎふぎふぎぶ』
余計に力をいれ私を窒息死させようとしてるにろにー
「....ももこか?」
「....!!」
『ぷっは..!』
あー,やっと視界開けたよ
うわ!久し振りにみた,もにもにとあおあお
『ふふー,久し振り!もにもに!あお!』
久し振りのメンバーに会えることが出来ました